レプリケーション要素の更新不可能なコピー。バックアップ・コピーとも呼ばれる。
異なるストアに様々なセットのレプリケーション要素が含まれているレプリケーション・スキーム。このようなスキームでは、各レプリケーション要素のマスター・ストアは、その更新をレプリケーション・グループのスレーブの適切なサブセットに選択的に送信する。選択レプリケーション行うとリカバリが複雑になる。
2つの異なるデータ・ストアが互いに更新を送信するレプリケーション構成。
非同期レプリケーションのコンテキストで、プライマリ・コピーに対するアプリケーションの更新トランザクションをコミットしてから、セカンダリ・コピーに対する対応するレフレッシュ・トランザクションをコミットするまでの平均時間。待機時間は、レプリケーション・パフォーマンスの基準となる。
トランザクション更新の消失。つまり、1セーフ・レプリケーション・スキームでマスター・レプリカの障害が発生した結果発生するトランザクションの消失。すべての1セーフ・スキームで、依存トランザクション(最小限の分岐)のみでなく、コミットされたが、不完全に送信されたトランザクションが失われる可能性がある。一部のスキーム(エポック・アルゴリズムを実行するスキームなど)では、これより多くのトランザクションが失われる場合がある。
レプリケーション要素のセカンダリ・コピー。通常、二重一致スキームでの単一のセカンダリ・コピー、または三重一致スキームでの2つのセカンダリ・コピーに関連して使用される。
レプリケーション・スキーム内のサブスクライバ・データ・ストア(ノード)。
1つのレプリカ(または適切なレプリカのサブセット)が初期トランザクションで更新されるレプリケーション方法。更新は、初期更新トランザクションが1セーフ・コミットされた後に他のレプリカに非同期で伝播される。最終的に、更新はリフレッシュ・トランザクションでレプリカに適用される。通常、伝播トランザクションとリフレッシュ・トランザクションは互いに独立し、各レプリカに対しても独立している。ただし、伝播およびリフレッシュのアクティビティを調整するプロトコルもある。
レプリケーション要素の更新可能なコピー。マスター・コピーとも呼ばれる。
あるレプリケーション要素に対しては(プライマリ・コピーを保持する)マスターであり、他の要素に対しては(セカンダリ・コピーを保持する)サブスクライバであるデータ・ストア。
レプリケーション要素を所有するデータ・ストア(ノード)。つまり、マスター・データ・ストアは、レプリケーション要素の(プライマリ)コピーを更新する権限が付与されている。サブスクライバ・データ・ストア(ノード)と対比される。異なるレプリケーション要素に対して、データ・ストアがマスターおよびサブスクライバの両方である場合がある。
各レプリケーション要素に対して、いくつかのデータ・ストアのサブセットのメンバー(通常は単一)を所有者に指定するレプリケーション・ルール。これらの各ストアのレプリカは、常に正しい現在値が含まれているプライマリ・コピーとして識別される。アプリケーションでは、このコピーのみ直接更新できる。他のすべてのレプリカはセカンダリ・コピーであり、(状態が最もよい場合でも)読取り専用である。TimesTenでは、このモデルがサポートされているが、いずれかのデータ・ストアに対して更新を行うことが可能な双方向レプリケーションも使用できる。
サブスクライバに更新をインストールするためにレプリケーション機能で実行されるトランザクション。アプリケーション・トランザクションとリフレッシュ・トランザクション間には、1対多、1対1または多対1の対応関係がある。非同期レプリケーション・スキームでは、リフレッシュ・トランザクションは、プライマリ・レプリカでの元(アプリケーション)の更新トランザクションから独立している。
レプリケーション要素のプライマリ・コピーまたはセカンダリ・コピーのいずれか。
レプリケーション・グループ内のデータ・ストアへのプライマリおよびセカンダリ・レプリカの割当て。遅延マスター・レプリケーション・スキームでは、この割当てによって、ノードがデータ・ストアである有向グラフ(マスター・ストアを表している各ノードから、プライマリ・コピーがマスターに存在するレプリケーション要素のセカンダリ・コピーを含むスレーブ・ストアを表している各ノードへの有向エッジを持つ)が暗黙的に定義される。
一連のレプリケーション要素またはパーティションの定義。この定義は、レプリケーション・データ・セット、レプリケーション・セットの要素の様々なレプリカ・コピーが含まれている一連のデータ・ストア(レプリケーション・グループ)、レプリケーション・グループ内のデータ・ストアへの各レプリケーション要素のプライマリおよびセカンダリ・コピーの割当て(レプリケーションの設定またはトポロジーの暗黙的定義)、レプリケーションが全体か選択かの指定、更新を送信する方法とタイミングを定義する伝播ルール、セカンダリ・コピーを更新する方法とタイミングを定義するリフレッシュ・ルール、セカンダリ・コピーの使用方法を管理する一連のルールで構成されている。
レプリケーション・スキームには、単一または複数の障害に対するリカバリ・ルールなどの追加の属性が含まれる場合がある。
レプリケーション・スキームに関連する一連のレプリケーション要素またはデータ・パーティション。
TimesTenがデータ・ストア間で同期を取るエンティティ。現在、TimesTenでは、データ・ストアおよび表全体がレプリケーション要素としてサポートされている。